マカオグランプリ グループ5 カローラレビン

トムス グループ5 TE71カローラレビンを製作しマカオに遠征。

18R-G 4バルブ (270〜280馬力)搭載。
アルミパネルで作られた室内。中央トンネルの断面形状でボデイ強度を上げる。
フロントセクションは軽量化でフォーミュラのノリで丸ごとリメイク。
フロントサスペンションのロワアームはエンジン下部から、
ストラットトップはエンジンブロックとバルクヘッドから伸びたチューブで支えている。なんという大胆な構造。
リアサスペンションは4リンク式でワットリンクが追加される。リアブレーキも2ポットF2タイプ。

ハチロクのグループAやN2くらいしか知らない筆者の世代からすると、やはりグループ5はすごいとしか言い様がない。
同じカローラレビンとは思えない構造。
アルミ板からF1マシンを一晩で作ってしまう近藤氏の手にかかれば
トヨタの普通の乗用車もあっという間にオバケマシンに・・・・

※近藤さんのフォトアルバムにあったコメントをそのまま下欄に載せました。

 写真をクリックすると拡大写真が見れます。 

「フォーミラが'78年でカローラは'80年。
童夢RL終わって帰りの飛行機のなかでマカオでナントカしたいからといって作る事になった。」


1978


船積み

舘信秀 リカルド・パトレーゼ 都平健二 長谷見昌弘

このとき
NISSAN WORKS
team honest

次の年、柳田がこの車で出場、練習でクラッシュ、モノコックまで破損、徹夜3日で現地修理。もうフラフラ (フォーミュラの話)

1980 GL5カローラ


このとき
Toyota works・Crown Moter・SAF racing team
現地ディーラーの戦いはすざまじかった。

豊田vs日産vs本田は特に。なにもしらないフォーミラで来ているnissan worksの
長谷見さんがレーシングスーツでホテルから出てきて私をみつけ

「パドツクまで乗せてって」どうぞどうぞ、と助手席に乗せ、toyota workscarでnissan worksのピットへ
(くわえタバコはdunlopの総司、京極さん)

ピットは唖然!騒然!
長谷見さん悠々と「ありがとう、サンキュー」
そして、その隣のピットには、トニー・トリマーがなぜかいて、
私をみつけまたビックリ!!!

のちに
MITSUBISHI MOTER
(有名カンフースターが)

(これはニッサンエンジン?)